世情、色々問題山積みで。
また少し、昔に勉強してきてたことなどを振り返ろうとして、自分が習った世代の先生方の教科書がやっぱり馴染むよねーーと思って、調べてみたんだけど。
もう最近の学者さんだったら、教授クラスでも自分よりも年下やん!!
お世話になった先生方も、もうほとんどが鬼籍に入られてしまってるのを知って、しんみりしています。
この10年ほどの間に、異様なまでの法改正の量と質の変更があって、20年前にいったんリタイアしてるような私には、途中経過をリアルタイムで順番に追うことができてなかった分・・・リカバーしようとすると、エグイ作業になる。
六法全書のベースで、この分厚さに拍車のかかった有様はなんやねん。
研究者や実務やで民商法・会社法をやってる後輩諸氏からの賀状で、ぼやき倒してあったのはこれねーーーって。
昨今の法改正には、法改正に先立って、改正案骨子に見直されるべき点があり過ぎてても、学者先生らがねじ込みに行けへんのですね。
私が覚えてる例では、平成1桁の頃に、戦後、財閥解体の目的および財閥を再び顕現させてはならん、という戦争から得た知見から禁止されていた「持ち株会社」を、なんだかんだと理由つけて復活させた、その前夜。
商法でら河本一郎を知らん?モグリか、オマエ!な名物先生の白髪頭を先頭に、政府に物申しに行っておられたのを思い出す。
今は先に「有識者で作った専門部会」が、法改正のキモ部分を決めて、えらそうに発表することになってるよ、御用学者。
政府がこうやりたい」に理屈をこねくり回してつけて補強する係です。
学者もいろいろ言いたいのは山々なれど、ちょっとずつ大学教員の用い方や職務内容変えて、「余分な反対運動」に割けるエネルギーを削いである。
物言う先生方は、黄泉の下。
行政法・行政訴訟の阿部泰隆が戦闘力バリバリで元気そうにしておられるっぽいのは頼もしい。でももう結構御年かな・・・。